8月は猛暑に付き、すみませんが、旧車館は開館しないことになっております。。。
お詫びかたがた、久しぶりに初心に帰って「レストアブログ」らしい記事をひとつ。
マツダ・シャンテ。。。そんなクルマあったっけ、という方も多かろうと思います。
キャロルは、マツダ(前身である東洋工業)の軽4輪として有名ですね?
(少なくとも当館所蔵作品中では人気者です。)
非常に親しまれたその車名は、頌歌・聖歌の意味ですが、それからバトンタッチされたシャンテ (chantez) は「歌う」というフランス語。
ストーリー性のある洒落たネーミングですし、なかなか可愛いデザインなのですが、今日となってはキャロルに比べて存在感薄く、いわゆる絶滅危惧車であること、疑いなしです。
今回は、そんなシャンテのレストアのご報告です。
最初に、いきなり完成車の写真をデーンと載っけときますね!
完成したシャンテと中根モータースの若手スタッフ
いかがでしょう、なかなかセンスの良いツートンでしょう?
実はこちら、コミック作家、せきはん先生のイラストにインスパイアされたカラーリングなのです。
せきはん先生の作品「ぜっしゃか!‐私立四ツ輪女子学院絶滅危惧車学科‐」に描かれた世界、「絶滅危惧車を再生することは、タイムマシンを作ること」に共感しまして、そのリアル版?を目指して、中根モータースの鈑金塗装スタッフが頑張りました。
主人公は、かわいい女子高生の4人組、ではありませんが、まあそこはお許しください。
それでは、こちらのレストア過程を簡単に写真でご案内しますね。
保護された時点では、こんな感じ。
巻きが入りまして、もう塗装ブース内。下塗りが終わり、上塗りは例のツートンで、と。
2ストロークエンジンなのでウルトラコンパクト!早速載せちゃいましょうか。
どんどん部品を取り付けていきまして、
冒頭の記念写真を経て、無事駄知旧車館に永久保護完了の図。
いかがでしたでしょうか? 高校生の女の子にもできそうなくらい簡単に見えましたかね!?
せきはん先生にも、いつかお越しいただき、ご覧いただきたいですね!
以上、「リアルぜっしゃか!」のレストア記でした!